No.1 『 心はBLUE 』
『 心はBLUE 』 作詩:小沢幸一
今の自分が嫌いなのさ
哀しみを素直に
受けとめられなくて
人間同士の関係(つながり)が
妙にうっとうしい 秋
寒い世界は 氷の模様
つまづいた人生を
軽く小石を蹴るように
捨てられるのか
逃げる時の口実の
自由という名が不思議だよ
自分で間違い気づいても
引き返せない 男の生きざま
背中まるめて歩いても
潮風が頬をなぐるから
心はBLUE
ふられた男に 未練をかけて
一緒に暮した女がいた
だけど今の気持ちは
偽りの愛ではごまかせない
目隠しされた人生は
手探りによって 生きてゆくのさ
心はもちろん 体もBLUE
1978年作品
”The Poetic Works Of kouichi Ozawa ”